登山中のもしものために「ココヘリ」に加入

登山用のツール

登山中にもしも道迷いや滑落等で遭難した際に、ヘリから見つけてもらうためのデバイス「ココヘリ」に加入しました。

以前から加入しようか迷っていました。
私はそれほど険しい山には登らず、登りやすそうな百名山や有名な低山くらいしか出かけません。
しかし険しくなくても、低山であっても道迷いや滑落のリスクはあるので迷っていたのです。

ココヘリのメリットは

実は私は2年前に滑落したことがあります。
標高差10m弱の高さから20m先へ空を飛んで落ちました。
幸い?手首の骨折と肋骨の骨折で、足は腫れた程度だったので歩いて(5kmを5時間かけて)下山しました。
この時は意識が有り歩いて下山できましたが、意識がなかったら、あるいは歩けなかったときのことを考えると下記の内容は非常に助けになると思います。

遭難時の捜索

会員証(発信機)から定期的に電波が発信され、その電波を捉える事でヘリでの捜索が速やかに行えるようになります。
捜索隊が持つ専用受信機は最長で16km先から受信できるそうですよ。
また24時間365日対応の緊急コールセンターがあるのでいつでも利用が可能です。
利用しないのがベストですが。。。
※ 捜索の範囲は全国の山域で、沖縄・島嶼部を除く。屋久島は対象。

捜索・救助費用補てん 最大550万円/年間

ココヘリ会員には、「日本山岳救助機構会員制度(略称「jRO(ジロー)」)」が付帯しています。
救助隊員の日当、食費、宿泊費等や、ヘリコプター代、遺体搬送費等の遭難における捜索・救助費用を補てんできます。

個人賠償責任制度 最大補償額 1億円/年間

会員本人が、アウトドア活動中に起こした第三者に対する法律上の賠償責任を補償されます。
たとえば落石でほかの登山者へけがをさせた場合の治療費、通院費などが該当します。
また、保険会社の専門担当者が示談交渉の対応をしてくれます。

アウトドア用品補償 最大3万円/年間

アウトドア活動中の登山用品の破損・盗難事故を最大3万円まで補償されます。
スマホが対象外だと思われるのが残念ですけどね。
万が一の場合には助かります。

その他会員特典として会員限定アウトドア用品通販「AJ MALL」の利用や、スマートフォンアプリ「LIFE BEACON」が使えるなどあります。
詳しくは公式サイトでご確認下さい。

Not Found

加入

ココヘリの加入には各種キャンペーンがあるので、そちらを利用したほうがお得でしょう。

登山用品を購入すると初期費用が無料になる!

年会費無料のセット入会 | COCOHELI ココヘリ
人気の登山ギアを購入すると、ココヘリ1年分が無料でついてくる!ココヘリに入会するなら断然お得な「安全登山お得セット」で。

ヤマレコプレミアムプラン3ヶ月無料+入会金1100円OFF

ココヘリ入会申し込み【ヤマレコ専用プラン】 | ヒトココ

私の場合は2022年12月の末に3日間限定の特別キャンペーンがあったので、折角の機会ですから加入しました。

ココヘリの会員証

ココヘリへ入会すると、会員証(発信機)が貸与されます。
この会員証は定期的に電波を発信し、もしもの時は捜索隊が持つ専用受信機で最長16kmから受信できます。
電波の強度から絞り込みを行うことで位置を正確に特定することが出来ます。

届いたココヘリのキット一式です。
パッケージが赤で目立つので、このパッケージに説明書や各種登山保険、連絡先などを入れて本棚に置いてます。
もちろん家族にもしものときは見るように伝えてあります。

会員証は発信機になっています。
・Bluetooth 4.x (Bluetooth Low Energy)
・920MHz帯特定小電力無線局
大きさは単三電池3本分程度でしょうか。

厚さは単三電池より少し薄いです。

右横に充電用のMicro-USB端子があります。

バッテリーの持続時間ですが、公式のオンラインマニュアルには次のように書かれていました。

フル充電で2か月程度電池が持続しますが、月に1回の充電を推奨しています。電源入れ忘れ防止のため、会員証(発信機)の電源は常時ONになっております。

念のため登山前には充電したほうがいいでしょう。

本体正面にバッテリーの状態を表すLEDランプがあります。
電池残量はLEDの点滅の色で確認できます。

電池残量 多(緑)→ 中(オレンジ)→ 少(赤)

となっています。

最近お気に入りの「PAAGO WORKS(パーゴワークス)バディ22」に取り付けてみました。

Amazon APIのアクセスキーもしくはシークレットキーもしくはトラッキングIDが設定されていません。「Cocoon設定」の「API」タブから入力してください。

取り付け場所はフロントの大型ポケットを吊っているハシゴ状のテープ部分です。

会員証ホルダーの幅とフロントポケットを吊っているはしご状テープの間隔がぴったりでした。

公式オンラインマニュアルには倒れたときに覆いかぶさってしまう位置にはつけないようにとありましたので、ここなら問題ないかと。

LIFE BEACON

会員証はBluetooth 4を搭載しているので、専用のスマホアプリ「LIFE BEACON」を使用することで荷物を探すといったこともできます。
Appleの「AirTag」のようなことができるのです。

残念ながら「AirTag」ほどの機能はないので、会員証とスマホのBluetooth接続が切れると探すことができません。

Amazon APIのアクセスキーもしくはシークレットキーもしくはトラッキングIDが設定されていません。「Cocoon設定」の「API」タブから入力してください。

ただし、接続が切れた場所の履歴が残るので、探す目安にはなります。
上の画像のように履歴が表示されるのです。

会員証とスマホがBluetoothで接続されると画面は探索モードになります。

会員証がスマホから遠い時           会員証がスマホに近いとき

丸いアイコン部分が画面下の方にある長方形に近づくほど、近くに会員証があることになります。
Bluetoothの接続範囲なので、家の中や身の回りにあるはずなのに見当たらない場合に活用することになります。
その点ではAppleの「AirTag」の方が使い勝手が良さそうです。

過去に滑落した経験がある私としては、ココヘリがあると万が一のときには頼りになるアイテムだと思います。
もし死んでしまった場合でも遺体を見つけてもらえる確率が高まりますしね。
見つからないと家族も保険が降りないなどで困りますし。

遭難した際に活躍するアイテムなので、活躍の機会が無いことが一番良いのですが。。。

コメント

タイトルとURLをコピーしました